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828話

「恥ずかしいわ。」

李蘭は趙天明の腰を掴みながら言った。

趙天明は彼女の額にキスをして微笑んだ。「会えばわかるさ。さあ、寝よう。」

そう言うと、趙天明は彼女の膝下に手を入れ、一気に抱き上げた。

李蘭は驚いて声を上げ、慌てて趙天明の首に腕を回した。恐る恐る言う。「だめよ、ここは事務所だし、それに私のあそこまだ腫れてるし...」

「大丈夫、俺の許可なしに誰も勝手に入ってこないよ。それに、別にそういうつもりじゃない。」

そう言って趙天明は仕切られた休憩室に入り、足で扉を閉めると、彼女を抱きしめたままシングルベッドに横たわった。

李蘭は顔を赤らめて趙天明の腕をつねった。趙天明はにやりと笑うと、一気に彼...