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518話

ついに、ベイポーアルが先に舌を出して、趙天明の唇を軽く舐めた。

趙天明はハッとしたが、心の中では狂喜していた。成功だ。趙天明は急いで自分の唇を開き、歯を開いて、ベイポーアルの小さな舌を迎え入れた。

同時に趙天明の柔らかい舌も素早く伸ばし、彼女の舌と触れ合った。敏感な舌が接触した瞬間、二人は同時に目を開き、大きく見開いた目で、信じられないという表情で互いを見つめた。まるで先ほどまでしていたことなど全く起こらなかったかのように、二人は偶然の状況でこの場面に至ったかのようだった。

二人はしばらくそうして見つめ合っていたが、最終的にはベイポーアルが先に折れた。彼女の美しい瞳はゆっくりと閉じられ、頬は赤...