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515話

思い至ったが最後、趙天明は赤く血走った目を見開き、人を食らうような鋭い視線を彼女の白く輝く胸元に釘付けにした。

趙天明は思わず唾を飲み込み、震える手を彼女の襟元のボタンへと伸ばした。一つ、二つと外そうとしたが、二つ目も外し切れないうちに、ベイ・バオアルの小さな手がこっそりと伸び、しっかりと衣服を掴んで、それ以上先に進めないようにした。

趙天明は彼女の動きを見て、これ以上ボタンを外すのは無理だと悟り、仕方なく諦めた。

しかし、ベイ・バオアルの胸元はすでに大きく露わになっており、趙天明は彼女の白いレースの縁取りがされたブラジャーをうっすらと見ることができた。

趙天明は鼻から荒い息を吐きなが...