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254話

「こんな風に彼女を激しく抱き続けながら、趙天明は、この小悪魔のような女性がずっと自分だけのものであって欲しいと願った。そして、たっぷりと愛撫されてきた姜暖は、そのような刺激的な行為に耐えられるはずもなく、まるで発情した雌犬のように乱れた声を上げ続けていた。

どれほど上品で優雅な女性でも、春の潮が満ちる時の魂を震わせるような艶かしさは、人の心を激しく揺さぶるものだ。

姜暖は赤く染まった顔を趙天明の胸に埋め、少し舌を出し、下半身は震え、痙攣し、全身が熱く燃え上がり、掻き立てられた欲望で全身がしなやかに力を失っていた。

彼女の頬が桜色に染まり、美しい顔に汗が滴り、うっとりとした目は上を向き、小...