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1172話

二時間ほど経って、私たちはようやく満足して立ち上がった。

「お腹いっぱい〜。ここの料理、本当においしいわね。こんなに繁盛するのも納得だわ」小茹は自分のお腹を軽く叩きながら言った。

「ふふ、それならこれからも頻繁に来てよ。私たち、ちょうど向かいに住んでるんだから！」貝宝児は笑いながら言った。

「あなた、この大衆食堂の名前が『常来（よくおいで）』っていうのも、まさに私たちによく来いって言ってるようなものじゃない！」如花が言った。

「帰るときは気をつけてな」趙天明は隣の周也に声をかけた。

「趙兄、俺をここに泊めてくれないの？こんなに冷たく一人ぼっちにするなんて酷いじゃないか！」周也は悲しそ...