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1025話

趙天明は花媚娘の両足の間にしゃがみ込み、その間をじっと見つめる様子を、小純もしっかりと目に収めていた。ここまで見て、小純の鼓動はさらに激しくなった。

もし趙天明が自分の前にもこうしてしゃがみ、自分の両足の間をじっと見つめたら、自分はどうすればいいのだろう——

そんなことを考えると、小純の可愛らしい顔にも思わず赤みが差した。だがすぐに小純は密かに安堵した。今日彼女は長ズボンを履いているから、たとえ趙天明が彼女の両足の間にしゃがんでも、中の光景は見えないはずだ。

そう思うと、武術好きということもあって、小純はその場を離れずにいた。しかし彼女が予想もしなかったのは、花媚娘がトイレに行こうとした...