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1004話

「あっ、ああっ！」

たった二、三十回ほどで、喬蓮は大きな声を上げて力なく崩れ落ちた。蜜壺が激しく痙攣した後、花芯から大量の愛液が噴き出し、彼の逞しさを濡らして締め付けた。

今の絶頂はあまりにも突然で強烈だったため、喬蓮は瞳をきつく閉じ、表情も少し恍惚として、言いようのない倦怠感に包まれていた。

趙天明は彼女を置いて夏纖纖の元へ行くことはせず、静かに抱きしめたまま、優しく彼女の唇に口づけし、高潮後の蜜壺が収縮する独特な快感を丁寧に味わった。それは彼女に安心感と幸福感を与えるものでもあった。

夏纖纖は女性が絶頂を迎えた直後が最も幸せであると同時に、最も脆く、男性の抱擁と愛撫を最も必要とするこ...