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984話

彼は四角い顔の男に尋ねた。「何を賭ける？」

四角い顔の男は淡々と口を開いた。「命だ」

旭兄は首を横に振り、にこにこと笑いながら言った。「やりたいなら、林川が付き合ってやるさ。でもそれじゃ刺激が足りない。こうしよう。林川が撃てるかどうかじゃなく、三つ数えた後に、林川がお前を膝をつかせて『父さん』と言わせられるかどうかを賭けよう。もしお前が膝をつかなければ、林川もお前に手出しはしない。出て行ったら、命はお前のものだ」

旭兄は目を見開き、怒鳴った。「お前、賭けるか？」

四角い顔の男は銃口をしっかりと握りしめた。「一！」

「二！」

旭兄の顔には薄い笑みが浮かび、とても静かだった。この瞬間の彼は林川にと...