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91話

林川は自分の大事なところがこれほど驚くべき大きさに達することができるとは、かつて気づいたことがなかった。

刺激こそが、本当に最高の精力剤なのだ。つまるところ心理的な作用で、今夜の秦悦と唐菲菲の二人の情熱が、林川に今までで最も野性的な感覚をもたらした。

秦悦の口から出るあんな淫らな言葉を聞きながら、その瞬間、林川は穴があれば入りたいという衝動に駆られた。

「菲菲、来たわ、早く殺して、あぁ……」

秦悦は悲鳴を上げたが、林川に聞こえるのを恐れて、彼女の声は明らかに抑えられていた。

林川が寝ていたなら、あの物音を聞き取れたかどうかも分からない。残念ながら今、林川は眠るどころか、極限まで覚醒していた。あ...