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887話

「林川は思わず喉を鳴らし、視線を逸らすどころか、むしろ熱を帯びた目でその太腿の間の部分を凝視した。肉付きの良い太腿がオフィスの照明の下で、誘惑的な輝きを放っている。下半身で眠っていた小さな相棒が、徐々に目覚め、うずうずと動き出していた。

しばらく見つめた後、林川は視線を引き離し、心の中で『落ち着け、落ち着け、心静かにすれば自然と冷静になる』と唱え続けた。王珊珊の整った美しい顔を見上げ、林川は彼女に尋ねた。「仕事に行かないで、ここに入ってきて何するつもり?」

王珊珊は腰に手を当て、大げさに目を白黒させた。「あんたがここでサボってるなら、私が少し休憩に来てもいいでしょ?不思議だわ、あんたって人...