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88話

「しかし毎日秦悦の体を想像してばかりいるわけにもいかないだろう?まず、あれは体に悪いし、長い間続けてもつまらなくなるだろう」

ベッドに横たわり、林川は必死に他のことを考えようとしたが、あの艶やかな場面が何度も脳裏に浮かんできた。

林川は暴れる息子を手で押さえると、ズキンと痛みが走った。これは限界まで膨張したときに感じる痛みだ。今この最高の状態の弟を秦悦の体の中に入れられたら、あの幾重にも包まれる感覚は、きっと天にも昇る気分だろう?

しばらく邪な妄想にふけった後、林川は唐菲菲から渡された携帯電話を取り出した。隣の部屋に設置されたカメラと繋がっている。

画面を開くと、秦悦の部屋が映し出され...