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87話

林川は手を伸ばして下に這わせ、すでに溢れんばかりになっている谷間の底を見つけた。

「身体は正直だね」

林川は下心ありげに笑みを浮かべた。

どうせ林川は唐菲菲に対して何の負担も感じていなかった。彼女の体に漂う生まれながらの艶やかさを見ていると、体内の血の流れが速くなるのを感じた。指先が軽く潜り込むと、たちまち湿った締め付けに包まれて息苦しいほどだった。唐菲菲は大きく息を吐き、体をくねらせて林川にもっと深くしてほしいとせがんだ。

「林川、早く…して」

唐菲菲は手を伸ばして林川のズボンを解こうとした。

そのとき、二人は同時に部屋のドアが開く音を聞いた。

林川はびくっとして冷や汗が出た。頭が一瞬で冴え...