Read with BonusRead with Bonus

786話

「そうじゃなきゃ許さないわよ、本気だから」

林川は笑いながら口を開いた。「お前、頭の回路がどっか飛んでるんじゃねぇのか?バーにはかわいい子がうじゃうじゃいるのに、わざわざ金払って外の女を探すとか。自分の畑の水を他所に流すなって言うだろ。時間があるなら、バーに行ってみろよ。気に入った子がいたら自分でナンパしろ。ヤれたらお前の腕だ」

白楓は手を振って、表情をかなり真面目にした。「雑談はもういい。本題に入ろう」

林川は顔を向けて彼を見た。「張平の件だが、何か進展は?」

白楓はタバコを一服吸って言った。「この二日間、俺と浩子でほぼ二十四時間体制でお前の張平を尾行してた。夜が明けると家で寝てるし、出かけ...