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776話

「受け入れようが拒もうが、自分の心に嘘をつかなければそれでいい」

ずっと黙っていた浩子が口を開いた。「私も白枫と一緒に行くわ。人手があった方がいいし。それに、あなたに養ってもらってばかりじゃいられないわ。ここに来て何もせず、ただ食べて飲んでいるだけなんて、私を何だと思ってるの?一つだけ言わせて。これからあなたたちが何をするにしても、私を仲間外れにしないで。あなたたちについてきた以上、私は覚悟はできてるの。何でもするわ」

「浩子、たった一つ条件があるんだ。それを受け入れてくれるなら、何でも話し合える。でも断るなら、すぐに家に帰るよ。ごちゃごちゃ言うつもりはないんだ。ここに来たのは、仕事をするた...