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694話

黄毛は林川と旭哥の二人をじっと観察した後、首を横に振った。

「似てねぇな。どこから見ても警察には見えねぇよ」彼は旭哥を指差しながら続けた。「特にお前だ。見た目からして不良のオーラが出てる。警察がいくら変装したところで、お前みたいな雰囲気は出せねぇよ」

それから彼は林川に視線を移した。「お前は、見た目からは何とも言えねぇが、年もそう変わらねぇ、せいぜい俺と同じくらいだろ。でも、やることが容赦ねぇ。手当たり次第に何でも武器にして、後先考えずに殴りかかる。ケツに刃物を突き立てたのもお前だろ。お前みてぇなのは、吠えない犬タイプだ。外見は大したことねぇように見えるが、一度噛みついたら、誰も耐えられねぇ...