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642話

林川は唾を飲み込み、胸の内に熱いものが込み上げてくるのを感じながら、秦悦の後ろに回ってファスナーを下げてあげた。彼女がドレスをゆっくりと脱ぐにつれ、白い背中が林川の目の前に現れ、横からはその豊かな曲線がうっすらと見えた。

ドレスを脱ぎ終えると、秦悦は下着姿だけになり、ベッドに横になって布団を引き寄せた。先ほど帰り道で彼女に体を擦られた林川は、すでに感じていたが、今、横たわる彼女の姿を目にして、下半身がじわりと反応し始めた。

林川は強く頭を振り、バスルームに入ると服とズボンを脱ぎ、急いでシャワーを浴び、体の内に燃え上がる欲望を抑えようとした。

何分かが経ち、ようやく落ち着いてきた林川はバス...