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55話

王胖子は手をこすり合わせ、熱に浮かされたような口調で言った。「だめだ、もう待てない。部屋は用意できてるのか?」

その男は頷き、下卑た笑みを浮かべた。「準備万端だ。会所の中にある。盗撮用のカメラも仕掛けておいた。今夜はどんなことをしても問題ない。後で彼女が大人しくしないなら、その映像で脅せばいい。張平に知られたくないはずだから、絶対に黙っているさ」

王胖子は頷いた。「くそ、こんな極上の女を見るのは何年ぶりだ。あの脚のラインときたら、たまらないぜ」

男の笑みはさらに濃くなった。「それに、こういうことは一度あれば二度目もある。これからは好きな時に彼女を抱けるようになる。最初ほど手間はかからなく...