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543話

「俺の知る限りだが、お前も碧水のところでシフト入ってんだろ?しかもあのオーナー、お前にそんなに金払ってないはずだ。あそこの女の子たちが稼いだ金は、ほとんど全部オーナーのポケットに入る。お前、さぞ納得いかねえだろうな」林川はすぐに機嫌を良くした。

旭兄は手を少し上げた。「続けろ」

「俺はお前と組みたいんだ。このバー、客寄せのために値段ずっと下げてる。前にここじゃ儲からないって言ったとき信じなかったろ?今、責任持って言うが、ここじゃ何とか元が取れるだけで、一銭も儲かってねえんだ」林川は続けた。

「だがな、この方法でかなりの評判を得た。ここの商売は西郊のバーの中で一番いい。言い換えれば、ここに...