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495話

黎韵は清楚系の顔立ちで、いわゆる「ミルクティー妹妹」の雰囲気を漂わせているが、静かな性格で、どこにいても存在感の薄い子だった。別の言い方をすれば、林川が楊莉に対して持つ印象は「セクシー」で、何気ない視線一つで男を硬くさせる魅力があった。唐温柔はとにかく胸が大きく、その波打つような双峰は、まるでシャツのボタンを弾け飛ばしそうなほどだった。

だが黎韵については、実のところ特に印象がなく、ただ清楚で可愛らしい見た目という程度の認識しかなかった。

良い雰囲気が台無しになり、目の前の黎韵を見た林川は心中で怒りが沸き起こった。半時間遅く来れなかったのか?そうすれば終わっていたのに、まさに一気に攻め込もう...