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423話

上からは甘い香りが漂ってきて、まるで寝る前に香水をつけたかのようだった。体の中の欲望は一気に広がり、林川の呼吸は荒くなった。彼はキャミソールドレスの中に手を伸ばし、直接その場所へと向かった。

王珊珊は鼻から小さく声を漏らし、頬の上気した様子からは彼女も情欲に溺れていることが分かった。潤んだ瞳には春の水のような艶めきが宿り、林川はその姿に骨まで溶けそうになった。ただし、ある一か所だけは特別に硬くなり、彼女の太ももに力強く押し当てられていた。

二人が少し動くだけで、上からは激しい摩擦感が伝わってきた。林川は息を呑み、快感で全身が震えた。

「珊珊、もう我慢できないよ、僕にくれないか」

林川は...