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409話

男が肩を抱えて悲鳴を上げると、林川は口元に笑みを浮かべたまま、その男を狙い、手にした釘バットをガンガンと相手の体に叩きつけた。

この光景に、周りの者たちは皆、林川の命知らずの勢いに恐れをなした。

「クソ野郎、かかってこいよ」

林川は再び釘バットを振り上げ、男の背中めがけて振り下ろした。横から誰かが林川を引っ張り、彼を引き離したため、振り下ろした釘バットは空を切り、床に叩きつけられた。タイルには無数のひび割れが走った。

一方、白楓は顔中が血まみれで、彼の傍らには二人の男が胸を抱えて転がり、苦悶の表情を浮かべていた。彼の雪白のシャツはすでに鮮血に染まり、片目は固く閉じられていた。彼は首を振り、手...