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365話

「物事が起こってしまったからには、嘆くよりも前向きに考えるほうがいい」林川は淡々と口を開いた。「毒で死ぬわけでもないし、きれいに洗えば済むだろう。残りは食堂に売って、バーへの経済的な補償にしよう」

「昔は人糞で育てた白菜だって食べただろう?大の男が、そんなことで神経質になるなよ」

白枫は頷いた。「わかった」

カウンターの中には、二、三十匹のシマヘビがうごめき、まるで交尾する蛇の巣のようだった。

「この件、王姗姗や杨莉たちは知ってるのか?」

林川は彼女たちへの影響を恐れ、急いで尋ねた。

白枫は首を振った。「お前にだけ連絡した。彼女たちには言う勇気がなかった」

すぐに、秦悦が外から大...