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363話

秦悦に続いてため息をついた後、どうも不安に思ったのか、彼女はわざと手で林川を軽く押した。「小川?」林川はまだ反応を示さなかった。数秒後、布団がまた震え始めた。

林川は目を細めて見ると、秦悦の急所あたりの布団が上下に動いていた。

見えなくても、彼女が何をしているのか想像できる。

彼女はあまりにも精力旺盛で、天知る、林川が目を覚ます前にどれだけの時間それをしていたのだろう?こんな状況では、林川も眠気も喉の渇きも消え、体中に欲火が燃え上がるのを感じた。しかし、それを表に出すこともできず、これこそが最も苦しいことだった。

秦悦は「はぁはぁ」と息を荒げ、林川は彼女の表情が苦しそうに変わり、あやうく悲...