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350話

傍らには、体つきの良い美女が座っていた。髪を結い上げ、とても色っぽく、胸元の豊かな双丘を包み込むチューブドレスは、丸みを帯びて実に豊満だった。林川は思わず何度も目を向けてしまった。

頭の中に奇妙な考えが浮かんだ。彼女のふくよかな胸は、きっとあの唐装の男にしゃぶられているのだろう。

唐装の男の後ろには、二人の屈強な男が手を後ろに組んで立っていた。

林川が入ってくるのを見て、唐装の男はにこやかに立ち上がった。「林社長ですね?こんなに若いとは思いませんでした。まさに若くして成功されたんですね」

彼こそが雲上揺の経営者、耗三爺に違いない。林川も少し緊張した。おそらく貧しさからくる劣等感のせいだ...