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321話

「時間が経てば、いつか回復する日が来るよ。何事も良い方向に考えて、そんなに悲観的にならないで」

「自分でダメだと思うなら、それはもう本当にダメなんだよ」

こんな慰め方を、林川は秦悦から何度も聞かされてきた。

他人事だから平気で言えるんだ。これが彼女たちの身に降りかかったら、こんなに冷静でいられるはずがない。

「うるさい、かかわらないでくれ」

林川は口を開いて罵った。

王珊珊も怒り出し、立ち上がって口汚く罵り始めた。「林川、火薬でも食ったの?あれは私がやったことじゃないでしょ。なんで私に八つ当たりするわけ。あんたがちゃんとしていれば、あの物が理由もなく使えなくなるなんてことないはずよ。何をしたの...