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32話

「嫌なら、別にいいわよ。生理が終わってから自分で洗うから」

秦悦の頬の朱色を見て、林川は微笑みながら頷いた。「悦姉さん、洗ってあげるよ。汚れた服全部持ってきて、一緒に洗うから」

秦悦は感謝の眼差しを林川に向けると、部屋に戻っていった。

しばらくすると、彼女は小さなバスケットを手に現れた。中には様々なブラジャーやストッキング、それに異なるサイズのショーツが入っていた。なるほど、秦悦が「ちょっとデリケート」と言ったのはこういうことか。林川はただの汚れた服を洗うだけだと思っていたのに。

林川は目を見開き、震える手でバスケットを受け取ると、すぐに洗いに行くと言った。

秦悦は俯いたまま「林川、ありが...