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319話

「アイツ」がまた膨張し、限界までサイズが増していた。

反応が出てきた。以前ほどの勢いはないが、この期間で最も強烈な感覚が現れていた。

王珊珊は瞬きひとつせずにその巨大なものを見つめ、小声で口を開いた。「林川、嘘ついたわね。下の方は反応がないって言ったじゃない?」

林川はまだ口の中に小さな白うさぎを含んだまま、もごもごと言った。「続けて、止まらないで」

話す時の声にも僅かな震えが混じっていた。やっと眠りについていた巨獣を目覚めさせたのだ。今中断してしまえば、次はこんな感覚がまた現れるかどうかも分からない。

体内に溜まった邪な炎が、発散の道を見つけたかのようだった。

「アイツ」はどんどん大きくなり...