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1092話

萱萱のベッドでの艶やかな姿を想像しながら、下半身から伝わる感覚は一層激しさを増していた。林川は片手で壁を支え、もう片方の手でご奉仕に勤しんでいた。

目の前の光景が何とも滑稽で、心の中に珍しく恥じらいの感情が湧き上がってきた。

だがその恥じらいはすぐに強烈な欲望に飲み込まれ、頭の中は真っ白になり、考えることもできず、ただ下半身から伝わる電流のような快感に身を委ねていた。

静寂に包まれたトイレの中で、歯がカチカチと鳴る。

魂が体から抜け出しそうになり、思わず強く握りしめると、上から締め付けるような感触が伝わってきた。

その時、自分だけの世界に没頭していたため、外の様子に全く気づかなかった。しかも林...