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954話

李有金は興奮を隠せなかった。これはまだ推測に過ぎず確証はないものの、彼の見立てでは可能性はかなり高かった。

そんな時、突然「ピンポン」という通知音が鳴り、李有金の思考を中断させた。

彼がスマホを見ると、新しい友達申請が届いていた。李有金の呼吸は少し荒くなった。

この友達申請のプロフィール画像は、かっこいい少年のものだった。一目見ただけでネット上の画像だとわかったが、李有金を興奮させたのは、その申請に添えられたメッセージだった。

「おじさん、前に映画館で隣にいた周浩です」

この短い一言で、李有金は相手が誰なのかすぐに理解した。

友達申請を承認すると、李有金が挨拶のメッセージを送ろうとした...