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907話

その男があっさり射精したのを見て、李有金は劉威のものを軽蔑の目で見つめた。この野郎、さっき寝室で一回やったくせに、今回も自分の妻相手にこんなに早いとは。

実は李有金には理解できていなかった。目の前の状況や変わり果てた妻が劉威にとってどれほど強い刺激になっているのかということを。

李有金はもう躊躇わなかった。刺激的な一幕が終わり、劉威が射精して力尽きたようにかの梁文清の上に倒れ込んだとき、李有金はすでに身を翻し、屋上の非常口を回って階段を降り始めていた。

エレベーターで下りながら、李有金は見回りをしているふりをしたが、頭の中ではさっきの刺激的な光景がぐるぐると回っていた。

男というものは...