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902話

数分前まで、梁文清の前で若い住人を思う存分楽しんでいたこの場所が、今や一転して彼女の夫が現れる舞台となった。しかも、この様子では帰るつもりもなく、この屋上テラスで、ちょうど彼と梁文清がいた場所で、何か素敵なことを続けようとしているようだ。

この女性はかなり体力があるようだな、と李有金は思った。さっきあんな状態まで弄ばれていたのに、十数分回復しただけでまた戦えるなんて。

李有金は梁文清の行動を見ながら、心の中で勝手に想像を巡らせていた。ただ、李有金が知らなかったのは、梁文清は実は十分に満足していて、今こうしているのは主に夫の劉威に対する負い目と罪悪感からであり、こうすることで夫の欲求と刺激を...