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696話

「お前のものより大きいのを見たことがないって?そんなわけないでしょ、ホラ吹いてるんじゃないの?」

隣室から女子学生がそう尋ねた後、彼女は激しく喘ぎ始めた。その声に重なるように、男子学生の言葉が聞こえてきた。

「人のが大きいって聞いて、またムラムラしてきたんじゃないの?お仕置きしてやるよ」

「ただ興味があっただけよ、そんなんじゃないわ」

女子学生は不満げに言い、その声には恨めしさと興奮が混ざっていた。再び男子学生の激しい動きに合わせて嬌声を上げ始めた。

最初は一枚の壁を隔てただけの隣り合った部屋で、互いの男女は暗黙の了解のもと、まるで声や女性の喘ぎ声を競い合うかのようだった。

今回、李有金とそ...