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676話

「そういう気持ちが湧くのは別に構わないし、たまに女性の色気に目が行くのも自然なことだけど、何をしていいか、何をしちゃいけないかは分かっていないとね」

「私がいつも遠慮なく物を言って、何にでも過激に反応して、それに李雅が私のことオープンな性格だって言ってたでしょう?別にそれでいいのよ。人それぞれ生き方や考え方が違うものだから。私はこういう生き方が気に入ってるから、このままでいるだけ。いつか嫌になったら、変わるかもしれないけどね」

「とにかく、今はお母さんに誠実でいてほしいの。あなたみたいに実直な人なら、きっと安心できるはずだから」

「それに何より、その目で私をじろじろ見るのはよくないわ。将...