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621話

この時の孫言は、まるで跪くことが生来の自然な姿勢であるかのようだった。本来なら今この瞬間が最も刺激的で興奮するはずの彼だが、今夜は未だかつて経験したことのない体験が、新奇さと挑戦に満ちた扉を開いたかのようだった。孫言にとって、おそらくこれからは自分でも抗えずにこの快感に溺れていくのだろう。

「主人の下着をあなたの目に被せてみませんか?そうすれば目の前の状況が見えなくなって、今みたいに緊張しなくて済むかも。今は主人が私たちの王様なんです。どんなことでも、主人の言うことに私たち下っ端は逆らうことなんてできないんです。ただ素直に従って、主人に褒めてもらうことこそが私たちの最大の務めなんです。まずは...