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52話

目の前の叔父さんは石鹸を洗い流し、最後の仕上げに入っていた。しばらくすると洗い終わり、水を止めると、私が用意しておいたタオルを取って体の水分を拭き始めた。

その間、叔父さんはずっと俯いたままだった。きっと私の方を見てしまうと何かしでかしてしまうことを恐れているのだろう。

蘇樱はふぅっと溜息をついて、そろそろ引き上げようと思った。もうすぐ叔父さんは服を着て出てくるはずだ。

そっと横に下がりながら、二歩ほど下がったところでまだ未練があるのか、振り返ってもう一度覗き込んだ。あの太いものが目を引いて仕方がなかった。

しかし、この一瞥で蘇樱の目が輝き、再びドアの前までゆっくりと戻った。

なんと...