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487話

李有金が出てくるのを見ると、また腰の後ろを探るような仕草をしたので、李雅は無念そうに李有金を睨んだ。

李雅は寝室のドアまで歩き、ゆっくりとドアを開けた。熟睡している夫の王強を再び起こしてしまうような物音を立てないよう気をつけていた。

李有金は李雅の腰に両手を回し、下半身を李雅の曲線に密着させたまま、二人はその姿勢を保ちながらゆっくりと寝室を離れた。

李雅がドアを閉め、廊下に出たとき、自分の曲線に押し付けられている李有金のふしだらな物から逃れようと押し返そうとしたが、背後の逞しい李有金は動かなかった。李雅は小さく鼻を鳴らすと、李有金に抱きしめられたまま好き放題されるのを諦めた。

洗面所を...