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402話

「じゃあ今夜は俺の欲求を発散させてくれるのか、それとも手伝ってくれないのか、小雅。頼むよ、少しだけ手を貸してくれよ。マジでたまりそうにないんだ」

李有金は李雅が迷っているのを見て、さらに畳みかけた。この女を何とか誘い出そうとしていた。

李有金は彼女が一度外に出てくれば、きっと自分に思う存分もてあそばれることになると分かっていた。夫との関係が数年間たった三分間だけの李雅が、自分のような持久力と逞しさを味わえば、きっと虜になり、深く惑わされるだろうと想像できた。

メッセージを送ってからずいぶん経ったが、李雅はあれこれ悩んだ末、結局出てこなかった。「お兄さん、さっき誘ってくれてたら、本当に出て...