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176話

彼女の髪を乾かしてあげよう。

蘇桜は李有金の太腿に座っていた。自分の下に感じるその硬く太いものが、彼女の心をくすぐり、耐えられないほどの疼きを覚えさせる。

そこで彼女はいたずらっぽく腰を動かし、その硬いものの上で擦り始めた。

李有金はその動きに耐えられなくなり、仕方なく心を鬼にして彼女の丸みを帯びたお尻を軽く叩いた。するとそれが引き金となり、蘇桜から長く甘い吐息が漏れた。

「あぁ……んっ……」

振り向いた彼女の瞳には、滴り落ちそうなほどの情欲が宿っていた。

誘惑するような、でも少し恥じらいも見せる魅惑的な眼差し。艶やかな唇には水滴が光り、唇を軽く噛む仕草が見る者の理性を奪っていく。

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