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171話

良い日々があるのに。どうして自分から辛いことを考えるんだろう。

李有金は彭洋の持ち物をすべて、写真も、日用品も、服も、個人的な物もすべて、元々彭洋の書斎だった部屋に移した。客間には置かなかった。

これで家全体が自分の彭洋との関係を完全に断ち切ったように感じられた。

そしてその後、少しずつ自分の気配をこの家に染み込ませていった。

李有金はふと思い出した。この家の頭金はすべて自分が出したんだったな。

これは何かの暗示だろうか？皮肉だろうか？

あの仕事机を見つめながら。普段、彭洋はここで何をしていたのだろう。

なぜ学があり、お金があり、権力がある人は、愛する女性に心を尽くせないのだろう。女性はそれほ...