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116話

耳たぶの辺りから頬にかけて、すでに紅潮が浮かび上がり、艶やかさを引き立てていた。

李有金は慌てて口を閉ざした。こういった甘い言葉を言い過ぎれば、年甲斐もなく照れてしまう。手を振りながら言った。「なんでもないよ、ただ君は太ってないって言いたかっただけさ。本当に太ってない、天地に誓って」

蘇樱は再び不満そうに唇を尖らせて黙り込んだ。この意地悪じいさん、さっきの言葉はあんなに心を震わせるものだったのに、もう一言も言ってくれない。本当に胸がもやもやする。

夕食を終えると、李有金は急いで食器を片付け始め、蘇樱はパソコンの電源を入れた。この前までは見る勇気がなかったが、二人とも我慢するのが辛かった。...