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111話

また十数分後、李有金はまだ爆発する様子がない。

蘇櫻は彼が疲れてしまうことを心配して、諦めようと思ったが、李有金にはそのつもりはなかった。今や弓の弦に矢がつがえられた状態で、放たざるを得ない。

蘇櫻を洗面台の上に座らせ、両足を洗面台の縁に置き、背中を鏡に預け、両脚を開かせた。

そのままもう一度一気に最後まで、懸命に動き続け、ついにまた十数分の努力の末、蘇櫻の中で解放した。二人はまるで死んだ犬のように力尽きてしまった。

李有金はほんの少し休んだだけですぐに蘇櫻を抱き上げたが、今度は顔を引き締めて言った。「今度は自分で洗いなさい。もう手伝わないよ。このままだと節度を失ってダメになってしまう。先...