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1011話

「そんな遠慮がちな様子じゃ、久しぶりの女でビビってるんじゃないのか?」

「兄貴、そっちからドア開けてよ。今日は任せるから。俺はこっち側でこの女の赤い門を楽しむから、兄貴はそっちで彼女の花園を抱きしめるのが楽だろ。今回は前後一緒に頑張って、二人とも発散できるようにしようぜ」

王強は義兄の様子を注意深く観察していた。今、極度の興奮以外に、なぜ自分の義兄を誘って一緒に遊ぼうとしているのか、王強自身にもわからなかった。

おそらく王強にとっては、自分の暗い考えと同じなのだろう。結局、妻の花園がやや緩いと感じたことがあり、その感覚は間違っていたかもしれないが、王強の心には棘が刺さっていた。自分の義兄...