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961話

萌萌は可愛らしい顔を赤らめ、小さく頷いた。

僕は思わず憂鬱な気分になった。こんな良い娘が、とんでもない男に引っかかったのか。

この萌萌がもう性体験を持っているなんて。そうなら遠慮せずに言おう。「萌萌、服を脱いで、ちょっと診てあげるよ」

「え…えっと…」萌萌は困ったように僕を見つめた。

僕は笑って言った。「大丈夫だよ、ちょっと触診するだけで、変なことはしないから」

「萌萌、僕は治療師だから、プロなんだ。僕の目には男女の区別はなくて、患者さんしか見えないんだ。だから恥ずかしがらなくていいからね?」できるだけ優しい声で妹に話しかけた。

彼女が恥ずかしがらないでくれることを願っ...