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958話

まだ日が明るい。

若い二人はそんなに渇いているのか!

私はゴクリと唾を飲み込んだ。義姉さんも本当に困ったものだ。欲しくなったら私を探しに来るのか?

わざわざこんなところでやることもないだろうに。

周りを見回すと、銭燕おばさんは家にいないようだ。それで勇気が湧いてきて、ドアノブを回してみると、やはり鍵はかかっていなかった。

興奮しながら中に入った。

あっ。

鋭い悲鳴に私はビクッとした。ベッドに横たわる人の顔を見た瞬間、目を見開いてしまった。

これは義姉さんじゃない。

銭燕おばさんだった。さっきはドアの隙間から体だけを見て、顔まで確認していなかった。それに義姉さ...