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951話

「女ってのはさ、時には甘やかさないほうがいいんだ。甘やかしすぎると調子に乗るからな」

すぐに目的地に着いた。

同じく高級別荘街だ。似た者同士が集まるのは当然のことだろう。

俺はこの女性の容姿がどうなのか期待していた。あんなに美しい彼女が紹介する人なら、きっと相当なものだろう。

案の定だ。

一目見ただけで目を奪われた。間違いなく一級品の美女だ。

すらりとした高身長で、完璧なプロポーション。

「じろじろ見るのやめなさい。本題に入りましょう」

高龍姉さんが鼻を鳴らした。

俺はようやく視線を戻し、口元の涎を恥ずかしそうに拭った。「は、はい」

三人でリビングに入って腰を下ろした。

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