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898話

私は許陽を睨みつけた。

「でも……」

許陽の言葉が終わらないうちに、私は直接彼女の踵あたりを掴んだ。うん。

許陽は瞬時に小さく唸り、頭を振りながら叫んだ。「やめて」

それに合わせて身体もくねらせ始め、呼吸はより一層重くなっていった。

彼女の妖艶な身体を見ていると、私の眉が寄り、体内にも一筋の欲火が湧き上がってきた。庄婷がすぐ側にいるというのに。私は邪な炎を必死に抑えながら、ゆっくりと許陽の足の裏から上へと触れていった。

うん。

滑らせるたびに、許陽の体はより一層激しくくねるようになった。

「そう、まさにこの手技よ」

庄婷は私が許陽の太ももの付け根に触れた時、突然興奮して叫んだ。「あの人もこんな...