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887話

「それじゃあ」と虎爺は立ち上がり、私に微笑みかけた。「ゆっくり話し合ってくれ。この取引で損はしないさ。むしろ儲かるかもしれないぞ」

儲かるかどうかはどうでもいい。何より静姉のためだ。

尹怔とは多少いざこざがあったから、二人で座っているとかなり気まずい雰囲気になった。

尹怔は私を見つめ、その目には敵意が満ちていた。

私は口元を歪めて笑いながら言った。「歓迎されてないのか？だったら帰るけど」

尹怔は私を睨みつけてから言った。「あのマッサージ師は隣の店の奴だ。主にセレブ婦人向けの商売をしていて、俺たちの店と似たようなものだった。以前は両店の商売はそれほど変わらなかったが、あの何とかいうクソ...