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880話

私は体内の欲望を抑えることができなかった。

義姉の肌に触れた手が微かに震え、思わず彼女の魅惑的な赤い唇に近づいていった。

うっすらと目を開けていた義姉は、私が近づくのを見て目を見開き、驚きの表情で私を見つめた。彼女は私を押しのけることなく、ただ呆然と見つめるだけで、それが私の大胆さを増した。私は彼女の上に覆いかぶさった。

「んっ」

義姉は甘い声を漏らし、両腕を私の首に絡ませ、キスを交わし始めた。

先ほどの鍼治療で彼女の情欲が掻き立てられたのだと分かった。

コンコン。

そのとき、突然外からノックの音が聞こえ、私たち二人は飛び上がるほど驚いた。

義姉は慌てて私を押し...