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879話

「彼女は義理の姉なんだぞ」

自分に言い聞かせたつもりだったが、その燃え上がる感情は抑えきれなかった。今になって気づいた。先ほど義姉が来ると言った時に、なぜあんなにも胸が高鳴ったのか。

私は義姉に対して邪な気持ちを抱いていたのだ。

突然、罪悪感が湧き上がり、義姉の前で居心地の悪さを感じた。

義姉はすでにブラジャーを脱ぎ、ベッドに横たわっていた。私がなかなか動き出さないのを見て、小さな声で呼びかけた。「準備できたわ」

私はハッとして我に返り、義姉の美しい胸元を見つめた。「冷静になれ、彼女は義理の姉だ」と自分に言い聞かせるほど、心はより一層激しく乱れた。義姉の胸に手を伸ばすと、指先が震え、...