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823話

「江萃華」は可愛らしく顔を赤らめ、警戒するように周囲を見回して言った。「小寧、実はね、大したことじゃないんだけど...胸が痛むの。あなた...あなたに診てもらうことってできるかしら？」

「胸が痛む...」

私は眉をひそめた。

私のその反応を見て、江萃華はすぐに立ち上がった。「小寧、ごめんなさい。何が問題なのかよくわからなくて...診られないなら、もう帰るわ」

「萃華おばさん、行かないで！」江萃華が帰ろうとするのを見て、私は思わず手を伸ばして彼女を引き止めた。

白く滑らかな彼女の手に触れると、その柔らかさに思わず軽く握ってしまった。江萃華の顔が一気に真っ赤になり、慌てて手を引っ込めた。...